ぎっくり腰(予防法)
ぎっくり腰にあなたや家族など身近な人がなったことはありますか?
まだぎっくり腰に無縁な方も知っておいて損はありません。
まずぎっくり腰ってなに?
「ぎっくり腰とは急に起こる原因不明の腰痛」のことです。
原因不明と書きましたが痛めている原因は筋肉・骨・椎間板・神経などの
トラブルが考えられますが画像検査では異常ないことが多く、急に痛くなった
腰痛はぎっくり腰(急性腰痛)と診断されます。
著者が考えるぎっくり腰には大きく分けて2種類あります。
①ある動作をきっかけに瞬間的に強い痛みが発生する
②だんだん強い痛みになっていく
①のタイプは屈んだ時、物を持ち上げようとした時など皆さんがこれぞぎっくり腰
というタイプです。
②のタイプは朝起きた時からなんか少し腰の調子が悪いなぁと思っていたら午後になるにつれて
だんだん痛みが強くなっていくタイプです。
①の共通点は前かがみです。
皆さんは重いものを持ち上げることが危険だと思っているかもしれませんが、実際は
軽いものを取るときになることが多いのです。
ふと床に落ちた消しゴムを取ろうとしたり、テーブルにあるお皿に手を伸ばした時などです。
重いものを持ち上げる時はその事に意識が集中しているのでぎっくり腰になることは
少ないと言われています(ただし繰り返し行うと痛める原因になります)
②の原因はわかりませんが当院では2~3割くらいいらっしゃります。
「朝からなんか腰が張ってるなぁ」「夕方から徐々に痛くなって」
最初は少し変だなから始まり重度のときは歩けないくらいに増悪します。
約20年の治療経験から言うと②の方が予後が悪い。すなわち痛みが回復するのに
時間がかかります。理由はわかりませんが痛みが強くなるまでに動けてしまうため
かえって炎症が強くなると考えられます。
当院でのぎっくり腰における治療平均は1~2回ですが、②のタイプは
3~4回かかることがあります。
ではどのように予防すれば良いのでしょうか?
結論から言うと100%というものはありません。しかしこれを気をつければ
かなりの確率で予防できます!
1 前屈みのときに膝も曲げる
2 せき、くしゃみをするときは身体を反らす
3 筋トレするよりストレッチ
4 身体を冷やさない
1 は日常どんな時でも重要です。床の消しゴムを取る時や、顔を洗う時など
膝を曲げながら屈めば腰の負担が減ります。かなりの人が顔を洗うとき両膝が
ピンと伸びています。ご自分で確認してみてください。
2 1と同じですが一番ぎっくり腰 にありがちなシーンです。特に顔を洗っているときなど
にせき、くしゃみをすると急激に腰にストレスがかかります。
前屈姿勢+せき、くしゃみは禁忌です!
なのでせき、くしゃみをしたくなったら必ず顔を上げましょう!
3 多くの方で間違った見解をお持ちなのが、筋肉を付ければぎっくり腰にならない
と思っていることです。筋トレしているスポーツ選手やボディビルダーの選手でも
ぎっくり腰になります。原因は筋肉を鍛えることで筋肉が固くなり伸縮性が失われる
ことが原因と考えられます。
なのでストレッチが有効です!
方法は簡単です。すべて30~40秒ゆっくり呼吸して行ってください。
まだぎっくり腰に無縁な方も知っておいて損はありません。
まずぎっくり腰ってなに?
「ぎっくり腰とは急に起こる原因不明の腰痛」のことです。
原因不明と書きましたが痛めている原因は筋肉・骨・椎間板・神経などの
トラブルが考えられますが画像検査では異常ないことが多く、急に痛くなった
腰痛はぎっくり腰(急性腰痛)と診断されます。
著者が考えるぎっくり腰には大きく分けて2種類あります。
①ある動作をきっかけに瞬間的に強い痛みが発生する
②だんだん強い痛みになっていく
①のタイプは屈んだ時、物を持ち上げようとした時など皆さんがこれぞぎっくり腰
というタイプです。
②のタイプは朝起きた時からなんか少し腰の調子が悪いなぁと思っていたら午後になるにつれて
だんだん痛みが強くなっていくタイプです。
①の共通点は前かがみです。
皆さんは重いものを持ち上げることが危険だと思っているかもしれませんが、実際は
軽いものを取るときになることが多いのです。
ふと床に落ちた消しゴムを取ろうとしたり、テーブルにあるお皿に手を伸ばした時などです。
重いものを持ち上げる時はその事に意識が集中しているのでぎっくり腰になることは
少ないと言われています(ただし繰り返し行うと痛める原因になります)
②の原因はわかりませんが当院では2~3割くらいいらっしゃります。
「朝からなんか腰が張ってるなぁ」「夕方から徐々に痛くなって」
最初は少し変だなから始まり重度のときは歩けないくらいに増悪します。
約20年の治療経験から言うと②の方が予後が悪い。すなわち痛みが回復するのに
時間がかかります。理由はわかりませんが痛みが強くなるまでに動けてしまうため
かえって炎症が強くなると考えられます。
当院でのぎっくり腰における治療平均は1~2回ですが、②のタイプは
3~4回かかることがあります。
ではどのように予防すれば良いのでしょうか?
結論から言うと100%というものはありません。しかしこれを気をつければ
かなりの確率で予防できます!
1 前屈みのときに膝も曲げる
2 せき、くしゃみをするときは身体を反らす
3 筋トレするよりストレッチ
4 身体を冷やさない
1 は日常どんな時でも重要です。床の消しゴムを取る時や、顔を洗う時など
膝を曲げながら屈めば腰の負担が減ります。かなりの人が顔を洗うとき両膝が
ピンと伸びています。ご自分で確認してみてください。
2 1と同じですが一番ぎっくり腰 にありがちなシーンです。特に顔を洗っているときなど
にせき、くしゃみをすると急激に腰にストレスがかかります。
前屈姿勢+せき、くしゃみは禁忌です!
なのでせき、くしゃみをしたくなったら必ず顔を上げましょう!
3 多くの方で間違った見解をお持ちなのが、筋肉を付ければぎっくり腰にならない
と思っていることです。筋トレしているスポーツ選手やボディビルダーの選手でも
ぎっくり腰になります。原因は筋肉を鍛えることで筋肉が固くなり伸縮性が失われる
ことが原因と考えられます。
なのでストレッチが有効です!
方法は簡単です。すべて30~40秒ゆっくり呼吸して行ってください。
1 椅子に座ってゆっくりと前かがみに(膝の間に顔を挟みます)腰が伸びているイメージを持ってください。
2 椅子に座って片足を反対の太腿の上にクロスさせ捻る(左右)
3 背もたれに寄りかかりながらゆっくりと身体を反らす。
※このようなストレッチを仕事の合間などに行ってください。
4は身体が冷えると筋肉内の血流が悪くなり、筋肉の可動性が減少します。
そう考えると冬が危険かというと意外にもぎっくり腰が一番多いのは6~7月の湿度が高くムシムシした時期です。
寝ている間に冷房で冷やされた、汗をかいたまま冷房の効いた部屋で長時間座っていたなど
汗が蒸発するときに身体の皮膚温が低下しさらに同一姿勢により筋血流量が減少しているときが
要注意です!
以上の4つのことに気をつけて実践してみてください。
それでも万が一ぎっくり腰になったらどうしたら良いでしょう?
1 家でゆっくり安静にする(湿布、薬)
2 病院(救急車搬送も含む)で点滴や痛み止めの注射をしてもらう。
3 鍼灸院などで治療してもらう
1は痛みが軽い人はそれでも大丈夫ですが回復に時間がかかる可能があります。
2は激痛で歩けない、トイレにも行けないような重傷な人は有効です。
3は2よりは軽く、一人で何とか歩ける方は非常に有効です。
ただし3には条件があります。
これはわたくし著者の個人的な意見でもありますが、ぎっくり腰でのマッサージはむやみに
受けないでください。
ほとんどの方はぎっくり腰になってどこの治療院に行ってよいかわからずとりあえず
マッサージを受ける方が結構いらっしゃいます。。
当院にも過去にそのような方が何人もいらっしゃいましたがみなさん逆に痛みが増悪されて当院に来られます。
それはマッサージの国家資格を持っていないでマッサージされている所が多数だからです。
きちんとどんな治療をされるにも得意・不得意の疾患や経験・技術の違いはあります。
良く確かめてから来院しましょう。
4は身体が冷えると筋肉内の血流が悪くなり、筋肉の可動性が減少します。
そう考えると冬が危険かというと意外にもぎっくり腰が一番多いのは6~7月の湿度が高くムシムシした時期です。
寝ている間に冷房で冷やされた、汗をかいたまま冷房の効いた部屋で長時間座っていたなど
汗が蒸発するときに身体の皮膚温が低下しさらに同一姿勢により筋血流量が減少しているときが
要注意です!
以上の4つのことに気をつけて実践してみてください。
それでも万が一ぎっくり腰になったらどうしたら良いでしょう?
1 家でゆっくり安静にする(湿布、薬)
2 病院(救急車搬送も含む)で点滴や痛み止めの注射をしてもらう。
3 鍼灸院などで治療してもらう
1は痛みが軽い人はそれでも大丈夫ですが回復に時間がかかる可能があります。
2は激痛で歩けない、トイレにも行けないような重傷な人は有効です。
3は2よりは軽く、一人で何とか歩ける方は非常に有効です。
ただし3には条件があります。
これはわたくし著者の個人的な意見でもありますが、ぎっくり腰でのマッサージはむやみに
受けないでください。
ほとんどの方はぎっくり腰になってどこの治療院に行ってよいかわからずとりあえず
マッサージを受ける方が結構いらっしゃいます。。
当院にも過去にそのような方が何人もいらっしゃいましたがみなさん逆に痛みが増悪されて当院に来られます。
それはマッサージの国家資格を持っていないでマッサージされている所が多数だからです。
きちんとどんな治療をされるにも得意・不得意の疾患や経験・技術の違いはあります。
良く確かめてから来院しましょう。